電気通信研究所 深見・金井研究室

2023駅伝ハイライト

電気系の研究室対抗駅伝が今年度も開催されました。                                                  大塚研究室との合同で参加しました。チーム名は昨年同様『チームFKIO』です。                                          (駅伝2022の様子はこちらから)

駅伝前日まで雪予報が出ていた為開催できるか心配でしたが、当日は快晴でした。                                     (とはいえ、青葉山はとても寒い)                                                              今年度の参加チームは24チームと昨年度よりも多く、会場は参加者で溢れていました。                                  去年までならば、会場の空気に飲まれてしまっていたかもしれません。しかし、今年のチームFKIOは違います。なぜならば我々には3位以内に入るという絶対に果たさなければならない目標があり、去年の駅伝大会で味わった悔しさ、この大会の難しさをチームの誰一人として忘れてはいなかったからです。

 

(他の参加チームが談笑している中,円陣を組み異彩を放つFKIO一同)

それでは、本番スタートです。負けられない戦いがここにはある。

 

1区は深見・金井研究室から佐藤さん(D1)です。1区は走る距離が最も長く(2740 m)、他チームからも走りに自信がある人が出場してくるエース区間です。しかし、我らがエース佐藤さんは負けません。赤い靴下に赤いアームカバー、赤いバンダナまで佐藤さんの闘志は燃え上っています。さらに注目すべきは考えに考え抜かれたランニングウェア、どこにいるのか一瞬で分かります。

スタートからゴールまで先頭集団に食らいついていく佐藤さん、本当に早い….                                                最後は4位でゴールとなりました。流石はFKIOのエースという走りを見せてくれました。チームの士気も益々高まります。

 

佐藤さんから4位という高順位でタスキを受け取ったのは2区の金井先生です。                                                   普段の研究への熱意が、 今日だけは駅伝に注がれます。2区は120 mの短距離のコースになります。たかが120m されど120m。駅伝大会の攻略の鍵は2区にあるのです(個人的な意見)。いつも的確に研究攻略の鍵を見つけ教えてくれる金井先生が,、この2区の重要性に気付いているかどうかは議論の余地がありません。他チームを寄せ付けない見事な走りで4位という高順位を維持して3区の深見先生にタスキが渡ります。

 高順位を維持したまま、バトンは3区の深見先生へ。                                                           (エース佐藤さん→金井先生→深見先生という見事なコンボは監督の采配がキラリ)                                               我らがボスの深見先生は駅伝でも私達を勇気づけてくれます。1250mという長距離を悠々と余裕の表情で走り抜けていきます。深見先生の後ろを付けていた5位のチームとの距離をどんどん広げていきます。元サッカー部ということで、現役の時はどれだけ速かったのでしょうか。普段我々の研究を優しく応援してくれている深見先生を、今日ばかりは学生たちが必死に応援します。順位は4位のまま、4区へタスキが渡ります。

 

4区を走るのは今年度から深見・金井研究室に入った木野君(B4)です。駅伝大会の参加者を募ったときにいち早く参加の意思を示してくれました。                    先輩からのプレッシャーも大きい中、どんな走りを見せてくれるのでしょうか。

4位でバトンを受け取った木野君、順調な走りで山を駆け上がっていきます。我々も木野君を全力で応援します。するとその応援が伝わったのか木野君がなんと3位という順位で山を下りてきました。1年目にして、この走り、彼は….山の….神なのか….

 

5区は合同研究室で参加して頂いた大塚先生です。5区は120 mの区間となりますが駅伝大会に何年も出場経験のある大塚先生、学生も安心して応援しています。10数秒という僅かな時間の中に繊細な技術が光ります。研究も駅伝も一切の妥協を許さない姿勢に敬服致します。3位を維持しタスキが繋がります。

 

6区を走るのは大塚研究室から馬場さん(M1)です。馬場さんも自ら参加の意思を表明してくれました。大変助かります。ありがとうございました。監督が大塚先生のバトンを受け取るのを馬場さんにした理由はボスである大塚先生からのタスキ、責任感の強い彼ならきっとこんなことを思ってくれると考えたからです。「大塚先生の頑張りを無駄にするわけにはいかない、 何としてでも順位を維持してタスキを繋ぐ,,,」                                  馬場さんの走りを見て監督は確信しました。彼はそう思っている!! と。                                                     3位を維持したままタスキは7区の若林さんに渡ります。

 

7区の若林さん(M2)は、深見・金井研究室が誇る三大陸上部員の1人なので、 今年も安定した走りを見せてくれました。若林さんは本当に早いのです。是非実際に見て頂きたい。                                                                   では、なんでアンカーではないのかという問いにお応えしておきます。去年はアンカーを務めた若林さんですが、今年はアンカーを譲り7区を快く承諾してくれたのです。速さと優しさを兼ね備えている先輩それが若林さんなのです。強さというのは優しさである。若林さんの生き様、駅伝大会での態度が示しています。見事な走りでタスキを8区に繋ぎます。

 

8区でタスキを受け取ったのは高野君(M1)です。高野君も今年が初参加になります。普段は物腰柔らかで優しい彼ですが、駅伝の時は違います。真剣な表情で漢の顔になっています。8区も120 mという短距離コースなのですが、先程から述べている様に、だからこそ頭脳戦なのです。FKIOにとってそんな8区には高野君の能力(普段の研究で発揮される頭の良さ+普段のFPSで培った彼の視界の広さ、麻雀で培った相手を読む力)が必要だと。その力が存分に発揮され,、初参加とは思えない堂々とした走りを見せてくれました。順調にタスキは9区へ繋がります。

 

9区には、こちらも初参加となります久保田君(M1)が走ってくれました。                                           最初彼は言いました。                                                                「俺に9区が務まるのか。」「他に適任がいるのではないのか。」                                             監督は答えました。                                                               「君しかいないのだ」と。

それから久保田君は必死に練習を重ねて本番を迎えてくれました。努力家で責任感の強い彼の一面に監督はとっくに気付いていたのかもしれませんね。研究でも駅伝でも手を抜かない久保田君はとても素敵です。見事な走りでタスキはアンカーに繋がります。

 

そして我らがFKIOのアンカーを務めたのが深見・金井研究室, 三大陸上部員の1人である大田さん(M2)です。大田さんもとにかく速い。大田さんにタスキが渡ってしまえばもう安心。 山の傾斜を感じさせない見事な走りでゴールしてくれました。しかし、大田さんは学生として参加する最後の駅伝大会となってしまいました。(卒業後もOBとして参加できるので是非お願いします。) 来年度以降、大田さんが居なくなってしまった穴をどのように埋めていくのかFKIOの ”個” ではなく”チーム”の力が試されることになります。

(大田さんを見守るJiahaoさんと深見先生)

最終的な結果は………..

 

24チーム中4位となりました。

昨年同様、3位以内にはなれなかったものの、昨年度よりも早いタイムでのゴールとなりました。                                           参加して頂いた皆様、応援して頂いた皆様、大変お疲れさまでした.。来年度以降も頑張りましょう。